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忙しいサラリーマンのための、スイングトレード実戦データと具体的な売買テクニックを公開しています。
私は根っからの理系人間ゆえ経済に関してはド素人ですが、素人目から見ても現状の日本をとりまく経済・市場構造は変だなあと思います。特に為替の考え方に関してです。
国民は円が弱くなることを願っているかのようにバカバカと自国の国力ともいうべき円を喜んで売ります。これは異常ともいえる金利差によるものであることとはいえ、世界的に見て円資産の価値を相対的に下げる行為です。
円高=株安の方程式がまかり通っています。このジレンマは昔社会の教科書で学んだ「世界有数の輸出国」「加工貿易」「円高不況」といった10年以上前のキーワードが国民のみならず政府までも未だに進歩なく頭に染み付いているからとしか思えません。日本はすでにアジアでみればダントツ輸出国でもなんでもなく、また供給のほとんどを上昇気流の資源国ほか海外に頼っています。円高で輸出売上高のみが単純にクローズアップされています。調達・法人税面の有利さから、内国企業は海外生産拠点の開拓をさらに進めている点などはほとんどクローズアップされません。
この方程式は外国人にとって、円高=保有日本資産の価値向上となりますから、ショック的な株安が発生したところで、円取引をメインとする日本人より、株安の痛みはありません。現在の円は「借りるための通貨」と化していますから、どうしてもこのジレンマを利用した投機的な動きが活発になります。
圧倒的な金利差が投機的な動きを活発にしていると言えそうです。世界的に景気減退が見え、利下げムーブメントが走ったところで、日本には下げる金利がありません。
さらに、現物には空売り規制があり現物ショートポジションは構築しにくい状況ゆえ、規制一切なしの先物の動きが仕掛けに弱くなる傾向にあり、おまけにこうした為替の関係からCME225に仕掛けが入ると東京市場は防御できる状態にありません。指数寄与度の大きいハイテク株なんかは現物指数調整銘柄かのように面白いようにスコスコと動きます。
売買代金のほとんどを外国人に支配されている日本市場は、もはや投機市場と化している気がしてなりません。
さて為替市場はFOMCよりドル安・円安のダブル安が鮮明となってきました。資源国通貨中心にこわごわエントリーしつつ、国内株式はワンチャンス狙いが来週のスタンスです。
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