スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



景気回復を肌で感じますか

近年景気回復が叫ばれていますが私個人的にはそれを肌で感じません。皆さんはどうですか。


私はビジネスコンサルティングの仕事をしています。B/S、P/Lだけでなく、在庫状況や管理レポートなどをお客さんに見せてもらう機会もよくあります(残念ながら、これをインサイダー取引に結びつけたことはありません・・・結びつけることができませんでした)。確かに数字上は回復している企業が多いのは確かです。設備投資額・予算を見てもやはり景気回復とみたらいいんでしょう。四季報を見ていても確かに右肩上がりが当たり前になっていますね。

昨年8月に日経225が動意づいてボックス相場を突破し、見事な上昇トレンドを描いたときも、やはり景気回復は真実だったのかという印象も受けましたが、個人としてその恩恵を何か得ましたか?というと、別に何も変わっていないです。景気という言葉の「定義・指標」は何なのか再確認すべきです。


というのは、お客さんを見ていても、リストラや経費削減の嵐で今まで以上に厳しいワークを強いられており、少人数で多くの作業量をこなさざるをえず、一人当たりの負担量は過去に比べ飛躍的に増加、また昨今もてはやされる能力主義を盾に人事制度を巧みに操られ残業カット、実質的な給与カット、土日返上などの企業的論理の横行シーンも多々、製造業に目をやると少量多品種化の横行により、単にヒット商品を企画開発するということではコアコンピタンスとは認められずシビアな販売・生産・調達管理、オペレーション界では徹底的なムダ排除を強いられ、より高度な管理指針を要求されています。


悪とされる企業指標は徹底的なムダカットを浴びています。トヨタ1兆円の影で、売上量倍増にも徹夜納品で利益小幅増の下請け会社がいます。計画システムに従来の「日単位」から「時間単位」の概念を持ち込まざるを得ない会社事情があります。アウトソーシング化のムーブメントに救いを求めますが、こちらは買い叩きのような現象が起こっています。調達管理をみればゼイ肉のみならず骨まで削り取らんかのギリギリのサプライヤー管理が行われています。


IT業界に目をやると、SIer単価は年々下落傾向、また高品質・短納期を当たり前のように要求されているのが現実、もはや案件数のみの勝負となり、くるもの拒まずとせざるを得ない状況で、自殺者が増えるのも当然なんじゃないというシビアなハードワークが展開されています。

(余談ながら、この業界のP/L見込みの要素大半は通年受注見込みベースであり、1つの大きな案件を余分受注・失注すれば大幅上方・下方修正が発生します。従ってサイボウズやワークスアプリケーションのようなヘンなことは平気で起こる業界だということを皆さんご認識下さい。新興のP/L見込みの精度が悪いとマスコミにたたかれていましたが、ある意味見通したてられないというのが現実です)


2004-6の数字向上の裏でこんなことが起こっています。


ビジネスの世界でこんなことが起こっている中で、一般人としてみると、別に暮らしが裕福になったかといわれれば変わっていないというのが私の感想です。皆さんはどうですか?

むしろ、日々のハードワークでハアハアいっているわりにはこんなもんかというサラリー。湾岸戦争時高値を突破した原油価格によりガソリンのみならず実質的な物価上昇が現実味を帯び、とどめに景気回復してるんでーとかいいながらの金利上げでマイホームは遠のき、消費税率アップが本腰と、何かいいことあったでしょうか?


こんな状態で景気回復といわれて昨年の大相場傾向ですが、ここでは一億投機現象ともいうべき株ブームが発生し、昔は「学生のときから株をやっています」といえば”生粋のギャンブラー”のような扱いを受けましたが、昨年末は神とあがめられんかの勢いで迫られました。新興12月にいたってはバブル末期を想起させる投機的過熱、いつ崩壊するのかとヒヤヒヤしてました。


こう考えると、景気回復ってのは一部の株式・商品・不動産大量保有者、要するに富裕層のみがウハウハであり、労働者階級から資産をむしりとる投機キーワードのように感じます。いやむしろ景気とはそういうファクターを称しているのでしょうか。株価なんて実体経済が消滅しきっている現在では、所詮、”世界トレードシステム”上での数値情報に過ぎませんしね。


あまり、株式投資に関係ないことを書いていますが、私はこうした目で投資キーワードを見ています。景気回復をやたらと騒いで買いを薦めるもの、今後の株価回復の屋台骨、後ろ盾、安心感に位置づけようとするものに対して、本当に意味をわかって言っているのかと疑問視したくなります。


まあ、自分は経済学を体系的に学んでいない完全な理系人間であり、また好きなように脈絡無いこと書いているので、誤った認識があれば修正して下さい。





関連記事



コメントの投稿

非公開コメント

1 ■初めまして

初めまして。株を始めて1年ちょっとの働く主婦のチャコといいます。
こちらのサイトは、数週間前から読ませていただいて、
リスク管理や相場観などを参考にさせていただいています。

さて、今回の景況感ですが、私も同感です。私はSWの会社に勤めていて、数年前の大量リストラや最近の出来る人はますます残業し、
出来ない人は精神を病んで辞めていくというのをたくさん見ました。
その前がのんびりしすぎだったのかもしれませんが、グローバル化の中での競争は本当に大変だと感じています。
これからは、ますますアメリカ的になっていくのでしょうね。
私のほうは、株の腕を上げて、これからのインフレに備えたいと思ってますが、これがとっても難しくて相場のほうは夏休みです(^^; 
これからも、楽しみに読ませてもらいますね。

2 ■Re: 初めまして

こんにちは。グローバル化や内部統制など、日本でも株主を意識した投資家保護が進んでいますが、これって労働者にしてみれば何も恩恵がありませんね。
原油の投機的攻撃についてもカンベンしてほしいです。
掲載履歴
ダイヤモンドZai 2009年1月号ダイヤモンドZai 2009年1月号


日経マネー 2008年6月号日経マネー 2008年6月号


-------- [広告] --------


アクセスランキング
[ジャンルランキング]
株式・投資・マネー
2332位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
株式
808位
アクセスランキングを見る>>
プロフィール

bossa777

Author:bossa777
30代妻子持ちサラリーマンのスイングトレーダー改め起業家トレーダーです。1996年(20歳)で奨学金をつぎ込み180万から株式投資をはじめましたが、わずか1年で資産が60万を割り、発狂寸前で相場の世界から退場を余儀なくされました。その後、規制緩和・ネット売買時代突入を機に、1999年より再び相場の世界へ再チャレンジしました。現在は起業しており、株式だけでなく、FX、CFD、不動産など幅広く投資対象を広げています。「感情を制すものが相場を制す」をモットーに日夜相場と格闘しています。

運用実績
1996.08-97.08 180万→58万(退場)
1999.08 60万(再起)
1999 151万(+152.20%)
2000 131万(-13.41%)
2001 79万(-39.53%)
2002 61万(-28.84%)(退場を検討)
2003 321万(+783.50%)
2004 679万(+206.73%)
2005 967万(+42.47%) (...)
2006 2530万(+161.52%)
2007 6767万(+167.47%)
2008 7766万(+47.44%)(うち1500万出金)
2009以降 ややこしいので公開やめ
※07年よりFX込み、前年比は入出金を控除して計算
※このほかに10年から不動産所得が少しあります
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
リンク
相互リンクをご希望の方は、コメント欄に書き込みをお願いいたします。
RSSリンクの表示
カウンター

現在の閲覧者数:
検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。