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内部統制関連株?

私はビジネスコンサルティングの仕事をしていますが、どこのクライアントでも内部統制対応に追われています。


内部統制法は日本では2009年3月期決算より全ての上場企業に対応を要求します。内部統制法とは、平たく言えば従来の会計監査の拡張バージョンアップ版です。従来の会計監査は財務会計が健全に行われているかを目的としており、不正経理や粉飾決算の検知といった活動範疇に過ぎませんでしたが、今後は財務諸表に関連する全ての業務を対象とし、しかも不正・粉飾といったことだけでなく、業務の有効性・効率性、リスクマネジメントといったことまで健全性評価されます。


これはエンロン事件以来、資本家側からの要求として、平たく言うと「企業内の統制は正しくできているのか、不正の温床はないか、リスクを抱えていないか、はっきり示しなさい。でないと俺たちのポートフォリオが崩れるだろうが」という投資家保護の観点から制定されているものです。上場企業は2009年3月期決算より「内部統制報告書」により、俺たちはちゃんとやっていますという根拠を示さなければならなくなります。


詳細を知りたい人はググってみてください。


具体的な作業はというと、まず企業内のすべての業務を洗い出したうえで財務諸表に影響を及ぼす業務を抽出し、その業務同士の流れをフロー化します。フロー化後、リスクのある箇所(例えば、業務の流れの中で承認行為がなく、不正行為をやろうと思えばできる状態になっている)を抽出し、そのリスクに対して対応を考えます。それは業務の流れを変更したり、証跡を残すことを義務付けたり(従来の会計証憑に加えて!)、といったところです。要はリスクモニタリングできるものを残すかモニタリングしなくてもいい業務にしろ、ということです。そして新たに追加された証跡は監査ターゲットとなりモニタリングされ、内部統制報告書となるわけです。


この内部統制法について我々個人投資家が何か恩恵を得られるかを考えます。


内部統制情報開示自体がプラスであるかというと何もありません。ディスクロージャーをどういう方式で行うのか勉強不足ゆえ不明ですが、少なくとも内部統制違反によるマイナスはあってもプラスはありません。もちろん、内部統制が強化されることで財務諸表がより健全化してリスクは下がりますが(例えばカネボウのように粉飾される可能性は減るかもしれませんが)、インカムゲイン派は喜んでも大半のキャピタルゲイン派は特に何の影響も無いでしょう。

次に、各上場企業の財務諸表については、単純に仕事がどっさり増えるわけでいいことは何もありません。ただこれが財務諸表に影響を与えるかというと、少なくともマイナスではありますがそんなにインパクトはないでしょう。

あと、監査法人、これは非上場なんで関係なし、ビジネスコンサルティングについても会計系ファームは株式会社でも非上場なんで影響なし。一部上場企業でビジネスコンサルティングやってますという企業もありますが、所詮監査法人主導なので彼らは何もできんでしょう。


一番特需を受けそうなのはITベンダー、それも業務アプリケーション系です。

これは、業務システムそのものが不正の温床になっていたり、監査証跡となりうるデータが定期的に削除されていたり履歴が無かったりで、監査から指摘を受け、システム改造を要求されることが頻発すると考えられるからです。2000年問題と比較するとインパクトは小さいですが、少なくとも受注増につながる可能性はあります。また内部統制文書管理ツールを開発し早速販売している企業もあります。

ただし、怖いのは、どこの企業もやったことがない仕事なのでノウハウが無く、進捗が悪くなり、ヘタすると人員投入に追い込まれ赤字案件になってしまう懸念はあります。個人的にはこの材料で利益が大幅アップする企業は稀なのではないかと思っています。


しかし、材料性があれば、やるものがない相場だと物色される可能性があるので一応何社か押さえておきました。まあ、雑誌に載っていない材料で、今まで先回りを何度か試みましたが、成功したためしってないんですよね。。。


むしろ、今後ありうる「消費税関連株」をそろそろ押さえておいたほうが賢いかもしれません。


【マイポジション】

買建:電通(4324) @333000*10

売建:サイバーエージェント(4751) @190000*25

売建:サイバーコミュニケーションズ(4788) @225000*10

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掲載履歴
ダイヤモンドZai 2009年1月号ダイヤモンドZai 2009年1月号


日経マネー 2008年6月号日経マネー 2008年6月号


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プロフィール

bossa777

Author:bossa777
30代妻子持ちサラリーマンのスイングトレーダー改め起業家トレーダーです。1996年(20歳)で奨学金をつぎ込み180万から株式投資をはじめましたが、わずか1年で資産が60万を割り、発狂寸前で相場の世界から退場を余儀なくされました。その後、規制緩和・ネット売買時代突入を機に、1999年より再び相場の世界へ再チャレンジしました。現在は起業しており、株式だけでなく、FX、CFD、不動産など幅広く投資対象を広げています。「感情を制すものが相場を制す」をモットーに日夜相場と格闘しています。

運用実績
1996.08-97.08 180万→58万(退場)
1999.08 60万(再起)
1999 151万(+152.20%)
2000 131万(-13.41%)
2001 79万(-39.53%)
2002 61万(-28.84%)(退場を検討)
2003 321万(+783.50%)
2004 679万(+206.73%)
2005 967万(+42.47%) (...)
2006 2530万(+161.52%)
2007 6767万(+167.47%)
2008 7766万(+47.44%)(うち1500万出金)
2009以降 ややこしいので公開やめ
※07年よりFX込み、前年比は入出金を控除して計算
※このほかに10年から不動産所得が少しあります
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